美人局(つつもたせ)って聞くと、ちょっとドキッとする響きですよね。でも、実は昔からある一種の“罠”なんです。今日はこの言葉の意味から、最近の手口、対処法まで、親しみやすい語り口でじっくり解説します!
目次
美人局とは?
簡単に言うと、「美人」を装った女性と共犯者が仕掛ける、男性からお金をだまし取る詐欺の一種です。女性が男性(被害者)と親密になったあと、タイミングよく「奥さんや彼氏」を名乗る人間が現れ、「不貞行為の慰謝料」として金銭を要求してくるんですね。
由来って?なんで「美人」局?
実はこの言葉、中国の昔の小説などに登場する「罠」の意味から来ていて、江戸時代や元の時代にも既に知られていた犯罪だったんです。「局」というのは「策略」の意味。なので「美人の策略」というイメージですね。
どうやってターゲットを狙うの?
最近はLINEやマッチングアプリ、SNSから出会いを誘うケースが増えてます。
主な流れはこんな感じ👇
- 接触・誘い
・SNSやマッチングアプリで急に親しげに話しかけてくる
・「ホテル代私が出す」「避妊具なくていいよ」と言われる
→ 男性としては「お、ラッキー」と思っちゃうのも無理ない… - 実際に会って親密に
・2人で会ったり、ホテルに行ったり
・ここで関係があったと見せかけるのが重要ポイント! - タイミング悪っ… 共犯者登場!
・「おい、〇〇と何してるんだ!」と配偶者役が現れる
・不貞だとして、お金を払わなければ警察に言うぞ、と脅迫 - 〆のお金要求
・慰謝料、口止め料などと称して現金や振込を要求
・「家族にバレたくない」「逮捕されたくない」という弱みをついてくる
最近のトレンドや特徴
- 出会い系よりSNS絡みが増加中
だから、急に連絡してきて親しくなってくる人には要注意です。 - さまざまな脅し文句が進化中
・「反社だ」
・「未成年と関係を持とうとした」
・「同意なしにやられた」
特に「不同意性交」絡みの主張は、最近の法改正や報道もあり、被害者側に向けられることもあるそう。 - 女性一人でやるパターンも進化中
堕胎費用を請求したり、子どもの認知をちらつかせたりして、お金を取ろうとするケースもあります。
被害に遭わないためのポイント
- 慎重に会う前に考えてみて
・知らない人から急に誘われて「今日会おう」なんてことは警戒しましょう
・「ホテル代は私が」と言われたら特に要注意です! - 会う時は公共の場所で
最初はカフェとかにして、怪しい感じがあったらすぐ帰れるように。 - 自分のステータスをあまり話さない
特に既婚だったり、会社や家庭を大切にしている人ほど狙われやすいです! - 怪しいと思ったら証拠を残す
・録音、スクショ、会話の記録
これがあれば、警察や弁護士に相談しやすくなります。
「私って狙われやすいのかな?」と感じるなら…
- 既婚者・高収入・社会的職業など、プライバシーに敏感な人は被害に遭いやすい傾向があります。
- **社交に不慣れで出会いに不慣れ…**という人も、「相談相手がほしい」と思って乗りやすいんです。
だからこそ、「こんな展開早すぎる…?」「この話、軽すぎない?」と感じたらちょっと立ち止まってみるのが大事ですね。
もし遭ってしまったら…
- まずお金を払わない!
一度払ってしまうと後が大変です。 - すぐにその場から逃げて証拠を確保
LINEのスクショや録音はしっかり残して。 - 警察に被害届
恐喝や脅迫は立派な犯罪です。 - 弁護士にも相談
示談交渉や法的対応は専門家に任せるのが安心です。
まとめ
美人局は昔から、日本でも海外でも行われてきた「罠」の一種。出会いが気軽になるほど、巧妙な手口も進化しています。
でも知識があれば引っかからずに済むものでもあります。
「ちょっと怪しい…?」と感じたら自分の直感を大切に、そして安全のために余計に慎重に行動してみてくださいね。
とにかく、急がば回れ。出会いのワクワクもいいけれど、安全第一でいきましょう!
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